今さら……インクカートリッジの話
2日ほど前の日記でカートリッジの挿し込み口のことを少し書いたので追記。
こんなブログから万年筆に興味を持ってどうこうという人もいなけりゃググれば出てくる話でもあるのですが、話のついで。
カートリッジの形状が独自規格の会社があると書きましたが、逆に言うならベーシックな規格があるということです。
それは俗に「欧州共通規格」と呼ばれていて、有名どころのブランドでも半分以上、販売されている全体数なら恐らく8割ぐらいの万年筆に適用されていると思います。
判りにくいかもしれないけど、挿す部分(左側)がこんな形になってるタイプ。
欧州とつくだけあってヨーロッパのメーカーの多くはこのタイプだし、日本や中国のメーカーでも採用されていることが多い。雑誌の付録や100均で売られている万年筆はMade In Chinaのものが多いのですが(※)、当然ながら欧州共通規格です。
いっぽうで、独自規格を採用しているのは、国内メーカーだと
・プラチナ
・セーラー
・パイロット
海外メーカーは、
・パーカー
・ラミー
・クロス
といったあたりになります。
プラチナ、セーラー、パイロットは日本の万年筆メーカーとしては定番中の定番なので、ラミーやパーカーも有名どころでなおかつ手に入れやすい価格の万年筆を多く取り扱っています。
なので、独自規格が採用されているものを最初に買ってしまう可能性はそれなりにあり、後からインクカートリッジだけ適当に買ってしまうとセットできなかった……となってしまうかもしれないので、覚えておいて損はないかもしれません。
何種類か買ってしまい、下の写真のようになってしまうと気にならなくなりますが、少数精鋭で使うのであればくれぐれもご注意ください。