かのやまさんのblog

お酒とかカメさんとか雑記とか

カメさん診察の話

 

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 好天続きだったゴールデンウイークのある日、カメさんを歩かせるためベランダに放す。元気そうに練り歩くカメさんをながめて飼い主もご機嫌、だったのですが……。

  

 小便をしたから何気なくティッシュで拭くと、いつもと違ってずいぶん色が濃い

 普通だったらほとんど透明なのをじゃじゃもれに漏らすか、鳥のフンのような白い尿酸が混じってるぐらいなのに煮詰めたような色だし量も少ない。

 

 ……これってもしかして血尿??何か病気してるのか?食欲もあって元気なのに?

 カメに限らずペットの病気は気づいたころには結構重くなっていることもあって、少し元気がないと思った翌日には食べるのもままならないところまで落ち込んだりする。家族や知り合いが飼っていたペットがそんなふうに衰弱したのも見聞きしているから、泌尿器疾患の兆しらしいのが出てこられたりするとやたらと心配でしょうがない。

 

 二三日ようすを見る気にもなれず、その日のうちにカメさんを動物病院に連れていくことにした。何年か前にも食欲が落ちたことがあって、その時に詳しく診てもらった病院だ。

 

www.horie-amc.jp

 

 エキゾチックアニマルも診察してくれるので、待合室にはワンちゃん猫ちゃんだけでなく鳥ちゃんハムちゃんハリネズミちゃんもいたりする。ペットが退院するからと言って台車にケージを乗せて出ていくから何かと思って覗いてみると、大きなレオパが入っていた。 

 

 30分ほど待って順番が来る。人間が病気になった時と同じように症状を伝えて視診と触診を行い、レントゲンも取る。うちのカメさんは臆病者で、前回診察してもらったときは目一杯首も手足も引っ込めただけじゃなくお漏らしまでやらかしていたけれど、今回もレントゲン台の上で漏らすという失態を演じていた。

 

 肝心の結果は…。水分不足気味かもしれないけど特に目立った異常なし。レントゲンを見せてもらったけれど肺炎もなければ結石や卵つまりもなし。血液検査まではしていないから万全ではないかもしれないけれど、見た目や食欲から判断すると大丈夫らしい。よかったよかった。とりあえず水分を多めに補給させつつ様子見ということになった。

 

 さっそく翌日からキュウリも入れて水分補給。その後食欲は変わりなく、濃い小便が出ることはないから改善できているようだ。ついでに臆病なのも改善してくれたらうれしいんだけど。

 

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【読書メモ】言ってはいけない 残酷すぎる真実

 連休前の書店に平積みになっていたこちらの本、ずいぶんな煽りようで帯には『この本の内容を気安く口外しないでください』とまで書いてある。新潮社から気安く出版できているんだからそこまでえげつない内容ではないだろうけど、気になって購入することに。

 

 タイトル買いしておいて何だけど、個人で書き散らしているブログだろうと多人数で作り上げている新聞・雑誌だろうと、“真実”をこれ見よがしに標榜されるとどうも胡散臭く感じてしまう。“真実”の前に「〇〇が伝えない」とか「不都合な」とか「隠された」とか枕詞があると(だいたい付いてくるけど)読むときにはたいてい疑ってかかることになるわけだけど、本書はどんな感じかな?

 

 ・・・一言でいうと「身もふたもない話」で、例えば見た目の良しあしで生涯収入に格差ができることや知能や精神疾患だけでなく犯罪を犯す可能性まで遺伝による影響が大きいことといった、誰もが「そうじゃないか」とうっすら考えていることを、データをもとに証明している。行動遺伝学というれっきとした学問で、巻末には参考文献も並んでおり裏付けもされているようだ。

 

 だからといってただ単に突き放しているだけでもなく、あとがきではこんな風に書いている。

 

人類は幾多の悲惨な経験を通して、それを平和と繁栄に何とか役立ててきたのだ。だとしたら、未来をそんなに悲観することはない。 

  

 「残酷な真実」があったとしても、人間の理性によっていくらかはカバーはできる。どうにもならないものはしょうがないと投げてしまうわけにはいかないんだろう。

 

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

 

 

 

 最後に、身もふたもない話をひとつ。

 全編通してキャッチーな書き方がされているから内容そのものは頭に入りやすいけど、さわりの部分が記載されているだけの印象がぬぐえなかった。紹介されている参考文献も読んでおかないと、気安く話すことはできないような気がする。

 

お腹周りの問題

 去年の年明けから一ヵ月近くダイエットに励んでお腹のたるみがなくなっていたけれど、連休に散々飲み食いしたせいでまた太くなってきた。

 

 ズボンは少しきつくなった程度だから今のままでもどうにかなるけれどトップスの方はちょっと問題で、夏場はポロシャツやTシャツだけになるからお腹が出ているのがはっきりわかってしまう。気にしなければいいだけかもしれないけど、ふとうつむいたときに今までなかった出っ張りがポッコリしてるのはどうしても気になってしまうし、第一手持ちのシャツはタイトめなものが何着かあってそれらをお蔵入りにしたり買い替えたりすると余計な出費になってしまう。

 

 今は秋冬に使っていたネルシャツの袖をまくって着ているからまだいいとして、七月か、遅くても八月にはお腹を一回り縮める必要がありそうだ。できなかったらあきらめて出費。

カメーデー

 連休の午前中はなるべくカメさんを散歩させるようにしている。散歩といっても殺風景なベランダだけど、それでも何往復もして外を満喫しているようだ。世間はメーデーで賃上げを訴え、うちのカメさんは散歩の前に餌をよこせと訴える。要望に応じて小松菜を刻んで置いてあげるとせっせと食べだした。

 

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 臆病者にもかかわらず食事中は周りが見えないのはいつも通りで、

 

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 カメラをここまで近づけても気にしない。

 あっという間に平らげてまたベランダを散歩する。

 

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 室外機の配管が気になったのか、しばらく眺めていた。故障に気づいていたらすごいけどそんなことはないだろう。

 

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 このあいだめくったところ以外にも、脱皮途中のうろこが目立ってきた。顔だけじゃなく脇のあたりにも薄皮のようなのがこびりついている。無理矢理ちぎるわけにもいかず、見てて歯がゆい。

【お酒】ガラッティ・グラッパ

 グラッパはイタリアで作られるブランデーの一種で、十世紀ごろに上流階級ご用達だったワインを作っていた農民がブドウの絞りかすを蒸留して生み出したお酒なんだそうです。

 

 由来も材料も目一杯「庶民のお酒」といった体なのですが、今やものによってはコニャックの方が安いぐらいの値段だったりするから中々気楽に買えません。生産量が少ないせいでコストがかかっているのか、それともお値ごろなグラッパは輸入されてないだけななのか。何年か前に800円ぐらいのミニボトルを買ったことがあったのですが、正月に飲んだカバランのミニボトルが1,000円でフルボトルは7,000円ほどだったからフルボトルだと5~6,000円ぐらいでしょうか。

 

 ミニボトルを開けてグラスに注ぐと、ブランデーやブドウジュースとはまた違うブドウの香りが立ち、後口もブドウを食べた後の渋み口の中に残るような強烈なお酒でした……。と書くと口に合わなかったようですがそんなことはなく、むしろその強烈さが忘れがたいものとなってお値ごろグラッパを探してみたりしたのでした。その後サイゼリヤでもグラス売りしているのを知ってたまに飲んでいるものの、家飲み用の一本は中々買えずという状態でした。

 

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 前置きでバレバレですが、今日の晩酌はガラッティという名前のグラッパです。Yahooポイントがたまったときにカシャーサと一緒に買いました。度数38度のフルボトルでお値段1,400円そこそこと、待望のお値ごろグラッパです。

 

 開けてみると、グラッパ独特の癖がある香りがします。もちろんお味はガツンと強めで後口はブドウの渋み。なのですが、あの始めて飲んだミニボトルに比べると香りも味も少しメリハリが弱いような気もします。値段が値段だからやむなしなのかとも思いましたが、ただ単に最初に飲んだ記憶が美化されているだけかもしれません。

 

 昔の思い出はともかく、お手頃な値段でちゃんとした味の一本でした。