かのやまさんのblog

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【読書メモ】言ってはいけない 残酷すぎる真実

 連休前の書店に平積みになっていたこちらの本、ずいぶんな煽りようで帯には『この本の内容を気安く口外しないでください』とまで書いてある。新潮社から気安く出版できているんだからそこまでえげつない内容ではないだろうけど、気になって購入することに。

 

 タイトル買いしておいて何だけど、個人で書き散らしているブログだろうと多人数で作り上げている新聞・雑誌だろうと、“真実”をこれ見よがしに標榜されるとどうも胡散臭く感じてしまう。“真実”の前に「〇〇が伝えない」とか「不都合な」とか「隠された」とか枕詞があると(だいたい付いてくるけど)読むときにはたいてい疑ってかかることになるわけだけど、本書はどんな感じかな?

 

 ・・・一言でいうと「身もふたもない話」で、例えば見た目の良しあしで生涯収入に格差ができることや知能や精神疾患だけでなく犯罪を犯す可能性まで遺伝による影響が大きいことといった、誰もが「そうじゃないか」とうっすら考えていることを、データをもとに証明している。行動遺伝学というれっきとした学問で、巻末には参考文献も並んでおり裏付けもされているようだ。

 

 だからといってただ単に突き放しているだけでもなく、あとがきではこんな風に書いている。

 

人類は幾多の悲惨な経験を通して、それを平和と繁栄に何とか役立ててきたのだ。だとしたら、未来をそんなに悲観することはない。 

  

 「残酷な真実」があったとしても、人間の理性によっていくらかはカバーはできる。どうにもならないものはしょうがないと投げてしまうわけにはいかないんだろう。

 

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

 

 

 

 最後に、身もふたもない話をひとつ。

 全編通してキャッチーな書き方がされているから内容そのものは頭に入りやすいけど、さわりの部分が記載されているだけの印象がぬぐえなかった。紹介されている参考文献も読んでおかないと、気安く話すことはできないような気がする。

 

お腹周りの問題

 去年の年明けから一ヵ月近くダイエットに励んでお腹のたるみがなくなっていたけれど、連休に散々飲み食いしたせいでまた太くなってきた。

 

 ズボンは少しきつくなった程度だから今のままでもどうにかなるけれどトップスの方はちょっと問題で、夏場はポロシャツやTシャツだけになるからお腹が出ているのがはっきりわかってしまう。気にしなければいいだけかもしれないけど、ふとうつむいたときに今までなかった出っ張りがポッコリしてるのはどうしても気になってしまうし、第一手持ちのシャツはタイトめなものが何着かあってそれらをお蔵入りにしたり買い替えたりすると余計な出費になってしまう。

 

 今は秋冬に使っていたネルシャツの袖をまくって着ているからまだいいとして、七月か、遅くても八月にはお腹を一回り縮める必要がありそうだ。できなかったらあきらめて出費。

カメーデー

 連休の午前中はなるべくカメさんを散歩させるようにしている。散歩といっても殺風景なベランダだけど、それでも何往復もして外を満喫しているようだ。世間はメーデーで賃上げを訴え、うちのカメさんは散歩の前に餌をよこせと訴える。要望に応じて小松菜を刻んで置いてあげるとせっせと食べだした。

 

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 臆病者にもかかわらず食事中は周りが見えないのはいつも通りで、

 

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 カメラをここまで近づけても気にしない。

 あっという間に平らげてまたベランダを散歩する。

 

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 室外機の配管が気になったのか、しばらく眺めていた。故障に気づいていたらすごいけどそんなことはないだろう。

 

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 このあいだめくったところ以外にも、脱皮途中のうろこが目立ってきた。顔だけじゃなく脇のあたりにも薄皮のようなのがこびりついている。無理矢理ちぎるわけにもいかず、見てて歯がゆい。

【お酒】ガラッティ・グラッパ

 グラッパはイタリアで作られるブランデーの一種で、十世紀ごろに上流階級ご用達だったワインを作っていた農民がブドウの絞りかすを蒸留して生み出したお酒なんだそうです。

 

 由来も材料も目一杯「庶民のお酒」といった体なのですが、今やものによってはコニャックの方が安いぐらいの値段だったりするから中々気楽に買えません。生産量が少ないせいでコストがかかっているのか、それともお値ごろなグラッパは輸入されてないだけななのか。何年か前に800円ぐらいのミニボトルを買ったことがあったのですが、正月に飲んだカバランのミニボトルが1,000円でフルボトルは7,000円ほどだったからフルボトルだと5~6,000円ぐらいでしょうか。

 

 ミニボトルを開けてグラスに注ぐと、ブランデーやブドウジュースとはまた違うブドウの香りが立ち、後口もブドウを食べた後の渋み口の中に残るような強烈なお酒でした……。と書くと口に合わなかったようですがそんなことはなく、むしろその強烈さが忘れがたいものとなってお値ごろグラッパを探してみたりしたのでした。その後サイゼリヤでもグラス売りしているのを知ってたまに飲んでいるものの、家飲み用の一本は中々買えずという状態でした。

 

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 前置きでバレバレですが、今日の晩酌はガラッティという名前のグラッパです。Yahooポイントがたまったときにカシャーサと一緒に買いました。度数38度のフルボトルでお値段1,400円そこそこと、待望のお値ごろグラッパです。

 

 開けてみると、グラッパ独特の癖がある香りがします。もちろんお味はガツンと強めで後口はブドウの渋み。なのですが、あの始めて飲んだミニボトルに比べると香りも味も少しメリハリが弱いような気もします。値段が値段だからやむなしなのかとも思いましたが、ただ単に最初に飲んだ記憶が美化されているだけかもしれません。

 

 昔の思い出はともかく、お手頃な値段でちゃんとした味の一本でした。

 

 

 

 

 

阪神大ワイン祭で連休スタート

 暦の上では明日からゴールデンウィークですが今日の終業直後から、いや少し前から気分はすっかりホリデーモードに切り替わりました。なにをしようか考えながら会社を出て電車に乗り大阪駅で下車します。電車の中では結局予定は思いつかないままでしたが、とりあえず今夜は行こうと決めていたところがありました。

 

 阪神百貨店の八階で開催している大ワイン祭です。

 

www.hanshin-dept.jp

 

 大と付くだけあって毎回力が入っていて、試飲可能な銘柄は実に800種類ありバルコーナーのフードメニューも今回は肉食女子向けの肉系アテが充実しています。

 肉食女子ならぬカメ系男も、試飲しすぎて悪酔いしないように前もって立ち食いそばを食べてから馳せ参じます。

 

 会場の八階はやはり人だらけ。販売ブースはどこも軽い行列です。まずは無料テイスティングもそこそこにバルコーナーへ向かいました。チラシに載っていた「マツケン食堂」の牛ハツグリルが美味しそうだったのでまずは確保しようという算段です。しかし、残念ながら本日分はすでに売り切れ。ついでにさっき食べたそばでお腹が膨れてきたため、今日はグラスワインだけいただくことに。

 

 会場内の「プレミアムワインバー」にある一杯9,999円のワイン!…は当然無理なので、ワンコインでいただける赤ワインを買いました。メルローの何だったかな。ミディアムタイプで渋みも強くなく、結構イケる一杯でした。

 

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 これを買ったあと、売り場近くの乾杯広場なるスペースにテーブルがあったのでそちらに移動したのですが、売り場に近いところは先客でいっぱい。開いてる席を目指して奥へと進み一番どんづまりのところでようやくグラスを置けたのですが、その直後、正面のステージに女の人が。

 

「皆さま、本日はお越しいただきありがとうございます。これよりナポリ舞曲のライブステージを始めさせていただきます。どうぞごゆっくりお楽しみください!」

 

 なんと、オルガネットとタンバリンによるオンステージが始まってしまいました。僕がいるのは最前列のかぶりつき。出るに出られずワイン一杯だけ持った観客になってしまいました。こんなことなら二杯目と軽~いアテも買っておくべきだったか。と思いながらそのまま30分。ライブも最後まで楽しませていただきました。

 

 試飲して気になったワインも一本買って帰り、当面の休日飲み要員も無事確保。まずはそこそこのスタートダッシュとなりました。

 

(4/30追記)

 牛ハツグリルGetしました。

 

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 そしてこちらが一杯9,999円の証拠写真。もっとすごいのもありました。

 20mlで23,000円!((( ;゚Д゚)))

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