知能検査ってどうなんでしょう(その3)
受診を決めて、検査を受けて、先日報告書をいただいてきました!
結果は!
一か所だけずいぶん凹んでますね。ここがどうやらウィークポイントのようで。
とはいえ、普段感じていた理解の遅さや言葉の出なさぶりから、平均以下の水準なんだろうなと自分では予想していたのですが数値そのものは低くなく、平均以上の項目もあったのは意外です。テスト結果で(高い~特に高い)なんて評価がされるのなんて小学校以来じゃなかろうか。ほんとに
一番スコアが低かったのは処理速度で86。
これは「単純な情報を素早く正確に読み取り処理する能力」だそうです。
そう言われて昔を思い出せば、マイペースならちゃんとできていたお手伝いも親戚と競争になってせかされたらグチャグチャになったり、九九のマス埋めを早く解こうとすればするほど頭の中で計算がつっかえるような感じがしたり思い当たるエピソードはあれこれと出てきます。なるほど納得。
というか、あれ?確か検査を受けた時は…
符号:0~9の数字に対応した記号をランダムな数字の列に合わせて延々書き続けます。頭を使うテストが多い中、割といい感じに進めることができました。
記号探し:5-6個並んだ記号の中に、示された記号が入っているかどうかを探していくテスト。頭を使うテストが多い中、これは調子良くこなせました。
のんきにこんなことを言ってるけど、どっちも処理速度を量る検査だよな・・・。
検査のとき、こんな思いでやってたんですよ。
「このへんは一番得意分野なんだろうな」
どこがやねん!
・・・ということで、結果から判断される私の性能は、「言葉の意味を理解したり説明する能力と、一時的に記憶した情報を頭の中で処理する能力に長けている。反面、目で見た情報をまとめたり関係性をとらえること、素早く正確に作業をこなすことが不得手」要約すると処理してもアウトプットはできないってことかいな?
もちろんこの結果をもらってオシマイってことでなく、診察を受けました。
これってつまり、今自分が抱えてるやりにくさとどう関係してるんでしょうか?
「確かにかのやまさんは発達障害の例にあてはまるような数値のばらつきがあるんですが、」
「今までお話を聞いている分にはコミュニケーションが少し苦手なようだけど日常生活が破綻してる様子もないし、ご本人も二次障害が出てるっていう感じでもないですし」
「この処理速度の遅さというのも準備の時間を多めにとるとか、メールや書類なんかはひな型を使いまくるとかで対処できたりもします」
「なので、当面はそういった工夫をしながら苦手な部分をフォローする。それでどうしても無理なようだったら診断をさらにすすめていくということにしましょう」
やっぱり、劇的に改善とはいかないようです(笑)
長年培ってきた気質というのはあっさり劇的に変えられるわけではないようで、そんなのは当たり前なんだろうけど、これも個性と思いつつ楽に構えてやっていくのがマストなんでしょうなー。
いやしかし、自分の能力がハッキリ数値化されて「見ることができる」というのは思っていたより気分がすっきりします。
PCDAのPはPlanのPで、Planを立てるには現状把握するのが一番です。ってこれは業務改善の話なんだけど、確かに結果をもとにしてストレスなく日々を過ごすための手助けになりそうな気がします。
悩んでいたけれど、受診してみれば思い切った甲斐は(費用もかかったけど)あったねえ…と喜んでいたのですが、家に帰って検査結果をよく読んでみると2ページ目にこんな記述が。
あ、そういえばSCTも受けていたんだっけ。
情緒的側面?なんだなんだ。
えーと、要するに、自分の気持ちや考えを表現できなくて、自分の気持ちを意識することなくて、自己評価が低い、くせに人に助けを求めるのが苦手だと?
控えめに言って性格がこじれてないか?これ。
次回診療予約は1か月先。早めてもらおうかなと考え中です。