革靴履いてトレーニング
昨日は親戚の結婚式で、朝から夕方までスーツを着続けていた。デスクワークだから職場ではノーネクタイで働いているから、いつもよりフォーマルな格好で一日いたことになる。靴だってストレートチップの革靴だ。
数年前に冠婚葬祭用に買ったのが、今日までわずかに2回しかはいておらず昨日でようやく3回目という予想外にコスパの悪い靴になっている。だから足に全くなじんでおらず、一時間ほど歩いていると靴の縁がくるぶしに当たって痛くなる。だからといって結婚式場はもちろんご親族様の待合室でも靴を脱いでくつろぐわけにもいかず、くるぶしをなるべく縁に当てないようにしながら歩く。努力の甲斐あってくるぶしを痛めることもなく結婚式もつつがなく終わり家に帰ったのだが、足を不自然にかばいながら歩いていたせいか帰宅するなりどっと疲れが出て、しばらく泥のように眠ってしまった。
そして今日。
朝、目が覚めると脊柱起立筋のあたりがものすごい筋肉痛になっている。くるぶしを気にしすぎて歩き続けたせいで腰と背中に始終力が入っていたらしい。昼過ぎから外出してぶらぶら散歩していたけれどいつもより疲れやすくなっていた。
何年か前に、MBTという靴がちょっと話題になっていたような記憶がある。マサイ族の生活環境にヒントを得たという触れ込みで、船のような形のソールになっている。バランスが悪く歩きにくいが慣れてくるにしたがってインナーマッスルが鍛えられるという説明がされていた。ただ、お値段は30,000円前後とリーズナブルではなかったため興味はあっても手は出なかった。ぼくの革靴はソールは普通のものでお値段は8,000円ほどだったけれど、一日履いていると筋肉が刺激されていた。これってつまり、平常の歩き方ができなくなる靴ならどんなものでもトレーニング効果になるってことなんだろうか。
ということは、同じような安い革靴を数足買って足にフィットするように育てつつ筋肉を鍛えることができるんじゃないか?というようなアイデアが思い浮かんだりもする。フォーマルで使える靴を確保しつつ健康にもいい。一石二鳥かもしれない。
まあ、そんなにフォーマルな革靴を使う機会はないけれど・・・。