かのやまさんのblog

お酒とかカメさんとか雑記とか

このまま歳を重ねて、どんなふうになるのやら

 いとこ連中の中で最年長だけど兄ちゃんではなくてあだ名で呼ばれていた。

 

 それからン十年、いとこ連中はみんな結婚して子供ができた(僕はまだだけど)。つまり甥や姪ということになるけどその子らも同じようにぼくのことをあだ名で呼んでいる。

 

 そのままここで紹介するとバレバレだからハンドルネームで例えると「かーくん」のように小さい子でも言いやすい呼び名ってことで定着しているらしい。僕も「かーくん」のほうが昔からずーっとなじみのある呼ばれ方だから「かのやまおじちゃん」と呼ばれるよりはよっぽどいい。

 

 それで数十年ののちに甥っ子たちが結婚して子供もできるだろう。そのころには自分の親を始め年上の身内というのがどれぐらいいることやら知れずもしかしたら自分が一番年かさになっているかもしれない。それでも盆や正月には親戚一同集まるだろう。いとこ連中が爺ちゃん婆ちゃんになって甥や姪が家族連れでやってきて、みんなでワイワイやっている中、一人で酒を飲んでいる謎のオッサンが。

 

 家族らしいものもいないし、自分の親や祖父母とは苗字も違う。何者なのかわからないのになぜかいて、そんなに邪険にされるわけでもなくもくもく飲み食いしているよくわからないオッサンが未来のぼくです。…こんなこと書いてるのがばれたらいい加減にいい相手を探せ!としばかれそうだけど。

 

 でも親戚の中にいる謎なオッサンというのは世の中にどれくらいいるんだろう。

 ちょっと検索してみると沖田総司の親戚やら妖怪ウォッチのキャラクターにまぎれて、それらしい記事をみつけることができた。

 

gakumado.mynavi.jp

 

 「家の手伝いもせず、特に仕事もしないのになぜかいい車に乗っている人」とか「どこで何をしているか分からないいとこ」は頭の中で思っていたイメージに近いし、「ひたすら低い山に挑戦している義父」なんてヤル気があるのかないのかわからなくて素敵だと思う。低い山というのはどのぐらいの低さだろう。「何かを個人で開発してるようだけれども何を開発してるのか何年経っても分からない」「今は自称『自営業』と聞いている」この域に達することができたら周りの評価は知らないけど本人はとても楽しい人生を送ってそうだ。

 

 いっちょう自分も今の仕事を離れて、自称『自営業』を目指そうかという気には今はさすがになれないけれど、まずは何だかわからないようなチャレンジからやってみようかなという気になってくる。今年の残り四か月でいろいろ考えてみようかな。