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馬鹿試合の日

【阪神】鳥谷、決勝犠飛!8点差追いつかれるも今季6度目サヨナラ!

 年に1度かあるか無いかのデタラメな試合でした。6回まで8点差、藤浪は2桁奪三振。悠々勝利で当たり前のような雰囲気だったのがエラーがらみで一挙に追い付かれ、延長になってサヨナラ勝ちと現地で観戦していたら激ヤセしそうだ。

 同点になった8回からテレビで見てたのだけどこういう狂った展開の試合は本当に面白く、普段の試合だとぼんやりと流し見してしまうような三者凡退でも盛り上がる。なんでこういうことになるのかと考えてみると、つまりは異常な試合展開を目の当たりにした衝撃で理性がいくらかすっ飛んでしまうのだろう。「場の空気に酔う」ような状態だ。こうなると不思議なことに「ここは初級ヒットだな」「次は内角高めまっすぐで見逃し三振だな」のような予感がテレビを見てても頭に浮かび、事実そのとおりになったりする。小ざかしく配球や戦術を予測する頭がなくなって第六感でも働いてるんだろうか。

 何となく思いつきだけど、理性がすっ飛んだ状態になることはある意味理想的な観戦の態度なのかもしれない。もちろん采配や配球を予想したり選手起用について盛り上がったりするのも楽しいけれど、頭の片隅に「ひいきチームの勝ち負け」が入ったままになっていると対戦相手のプレーには色眼鏡のかかった状態になってしまうことがある。それが異常な試合展開に巻き込まれることで色眼鏡もとれ、目の前で起きているゲームのプレーひとつひとつを純粋に見ることができる!・・・んじゃないだろうか。

 テレビもラジオも新聞も「ひいきチームの勝ち負け」へのこだわりが強い地域に住んでいるからか、今日みたいな試合を見てしまったときはついついこんなことを考えてしまう。考えた割にはあんまりまとまってないけど。