いらんことを考える
外で飲み食いしているときに近くの席から聞こえてきた会話。
①大学生ぐらいの男女二人組みが就活の話をしているらしいのだけど、オニーチャンのほうがこんなことを言い出した。
「司馬遼太郎とか、ああいう感じの小説を読んどいたら面接官のオッサンと話があって仲良くなれるからだいたい面接が上手くいくねん」
…だいたい上手くいくって、そんなにサンプルとれるぐらい何度も面接してるのだろうか?だとしたらその手法は上手くいってないのではないのか?(アルバイトの面接遍歴だとか、多数から内定をもらったという可能性もあるが)
②60~70台ぐらい?かなり歳のいったオヤッサンとそのお連れの女性(関係は不明)。オヤッサン曰く
「最近の吉本の芸人はオモロイことない」
「こないだもな、柔道の稽古で道場に行ってたんやけどそこに通ってる芸人がおるんや、そいつが稽古の間ずっと暗いねん。あんなんやったらあかんわ」
…芸人でも柔道の稽古中に陽気すぎるのはよろしくないんじゃないだろうか?その件をもって本業がオモロクないとだんじてしまって良いものだろうか?
ほとんど揚げ足取りみたいなことだけど、どうしたものか頭に残り、今ここに書くまでずーっと引っかかっている。
自分だってそんなに筋道立った会話をしているわけではないし、そんなに気にするようなことでもないような世間話なんだけど。
こんなことが気になるのは、最近この本を読んだからというわけでもぜんぜんない。と思いたい。
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残念ながら最終学歴が高校の普通科なので、論理学やら哲学やらはなじみがなく、物理化学数学あたりはからっきしだ。上の本も“入門”を冠しているから読んで見たのだけど、後半は眼がすべり気味の体たらくである。
だけど、眼がすべりながらも好奇心は沸いてくる。もっと初歩の初歩から、まっさらなでなおかつ鈍めの頭でも論理学が判る、そんな本を探してみよう。