TEDトーク 史上最高のプレゼン術
5日の日記にも書いているように緊張しいな性分で人前で話すのがとにかく苦手だ。
今の職場に勤めるようになって9年になるが、最初のころは世間話をするだけでシャツが濡れるぐらい汗をかいてしまい
当時の上司に「ちょっと言葉使い悪くても殺さへんよ(笑)」と冗談交じりで言われるぐらいのあがりっぷりだったのだ。
さすがに今はそこまで緊張しないがそれでも他人様との世間話も流暢にとは行かず、ましてやミーティングだの
プレゼンだのとなると毎回頭がパーになってしまう。
去年ごろから緊張度合いが増してきているような気がして参っていたところに、去年の暮れに
同僚がなにやらプレゼンの方法を勉強しているようだったので少し見せてもらったのがTED Talksというサイト。
そのときはそんなに気に留めることもなかったのだけど、年末に本屋をうろついていたらたまたまこの本が目に入り購入。
効果的なプレゼンが出来るようになるための具体的なノウハウが書かれた本で、
例えばTEDのプレゼンターに運営側から示される“TEDの十戒”というのがこちら。
①十八番の披露にとどまることなかれ。
②大きな夢を語れ、あるいは人々の驚きを誘う新しい何かを示せ。もしくは、はじめて明かす話をしろ。
③ストーリーを語れ
④闇に葬り去られたくなければ、ステージ上での売り込みはやめるべし。
会社や商品、著書の宣伝をするなかれ。資金調達を請うてもいけない。
⑤「笑いは宝」と心得よ。
⑥好奇心と情熱を惜しみなく示せ。
⑦良き関係づくりと最高の議論を目的として、他の話し手の発言には自由に意見を述べるべし。
⑧自慢話に終始するべからず。己の弱みを隠すなかれ。成功とともに失敗を語れ。
⑨原稿を読むべからず。
⑩次の話し手の時間を奪ってはならない。
この10項目を意識するだけでも悪くないプレゼンになるような気がする。
テーマの絞り方からスピーチの進め方・言葉の選び方やスライドの効果的な見せ方まで判りやすく書かれているので
しっかり読んで覚えることが出来たら人前で話すことが苦にならなさそうだ。
ここに書かれているのはいわばテクニックのようなことなので、実践できるかどうかというのは別の話だけど
うまく話せないことでストレスになるならテクニックを知っておくのは悪いことではない。
読んでおいて損はない本だと思う。
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