かのやまさんのblog

お酒とかカメさんとか雑記とか

毎日変わり映えしないあの方のあれ問題

 2ちゃんねるやブログでたまに見かけるご意見として、サラリーマンは代わり映えしなくて平凡で退屈で、かったるい日々だなんて言われたりもするけれど、内勤ひと筋で役職無しっていうビジネスパーソンの郊外にチョコンと座っているような僕でさえも一年を通してみると仕事の内容はそれなりに多様性がありまして。
 
 春になれば人事異動、夏になればクールビズ、秋には防災関係のイベントが増え冬には年度末で己の評定に頭をひねったりしています。多忙な人であればなおさらで、一から十まで順風満帆にコトが進むというのはよっぽど段取りをしたとしてもそうそうあるもんではないのです。でも、そういった変動に対してガッツを燃やすか気配を感じるだけで低気圧の腰痛みたいに弱ってしまうかは個人差があるわけですが。
 
 しょっぱなからこんなことを書くと仕事観について何か書くのかと思われそうですが、ここまでは本題と全然ない前振りです(笑)
 
 むしろ帰宅後とか休日のプライベートの代わり映えのなさが深刻なんですよね。家に帰ってから寝るまでの過ごし方が、大体毎日同じになってきています。服を着替えて夕食を食べて、軽く運動して、ダラダラネットして、風呂に入って晩酌して寝る。
休日はこのパターンに加えて「昼食後用事がなければ近所をぶらつく」ていうオプションが付いてくるだけです。

そんな毎日をちょこっと楽しくしてくれるのは、この人。
 

f:id:kanoyama:20170514234751j:plain

 
 そうです、お久しぶりのカメさんです。
 
 サイドバーのTwitterを見てもらえればおわかりのように、ちょくちょく写真を撮ってはアップしています。「#リクガメ」とかいうハッシュタグも活用していてほとんど親馬鹿です。
 
 ところが、一年ぐらい写真を撮っているうちにここにも代わり映えのなさが侵攻してきました。ある朝カメさんにスマホを向けているときに気づいてしまったのです。
 
「アングルがほとんど同じじゃないか!」
 
 ケージが床置きになっているせいで上からのアングルが多いことと、接写しようと近づくと気配を察して首を引っ込めてしまうことからどうしても似たような写真しか取れないのです。
 
 もとから飛んだり跳ねたりするカメさんではないのでワンちゃん猫ちゃんのように躍動感たっぷりの写真は撮れないかもしれませんが、バリエーションはあった方が面白い。どうすれば首を引っ込められることなくいろんな角度の写真が撮れるか?と悩んでいたのですが…。
 
 ゴールデンウイーク前にパッ(゚∀゚)‼とひらめきました。あれを使えばいいんじゃないかあれを。というわけで思いついたら忘れないうちに実行です。こういうときだけは早い馬鹿野郎です。
 

f:id:kanoyama:20170514235139j:plain

 
 はい、100均で買ってきました。あれとはつまり自撮り棒。
 
 一定の距離を保ったままスマホだけ持っていける訳だから、考えてみたらおあつらえ向きの道具なわけです。自分を撮るため以外に使っちゃいけない訳じゃないからね。
スマホのセルフタイマーをセットして、時間が来るまでに位置取りをするタイプもありますがやっぱり便利なのは手元スイッチの方ですね。
 
 ニョキニョキと伸ばしてみます。
 

f:id:kanoyama:20170514235236j:plain


 ん?思ってたより短いかな?まあこの長さなら充分でしょう。
 では、さっそくスマホをセットしてカメさんのところに近づけて、カシャっと数枚。
 

f:id:kanoyama:20170514235450j:plain

 
ありゃ…。
 

f:id:kanoyama:20170514235504j:plain

 
ありゃ…。
 

f:id:kanoyama:20170514235517j:plain

 
 何度かチャレンジしてようやく横顔が取れました。しかしこれ、カメさん警戒モードに入ってます…(+_+)
 
 うーん、便利アイテムを使っても、やっぱりやすやすと思いどおりにはいかないもんですね。しばらく使ってベストショットをとれるように精進しないといけません。
 

【お酒】パスティス51 パスティスとかアブサンとか

 お酒を飲みだしたのがきっかり20歳になってからで、最初はビールとチューハイばっかりだったのがワイン・日本酒と手を出して、30を過ぎてウイスキー・スピリッツ・リキュールあたりの洋酒一般にドはまりして40overの壮年ざかり。寝酒を一杯摂ることがもはや生活習慣に組み込まれてしまいました。
 
 このブログでもお酒の記事をちょこちょこ挟ませてもらっていますが飲んだ酒すべてを逐一記録しているわけではなく、頻繁に飲まないお酒だから備忘録として残しとこうかという気持ちと他にいくつもレビューされているような有名どころはそこを読めばいいやというずぼらさと物珍しさでアクセスしてくれる人を期待する下心がないまぜになった結果、だいたいはあまり頻繁に飲まないようなお酒をチョイスしています。
 
 前おきはさておいて、今回のお酒はパスティス51。
 フランス産のリキュールです。
 

f:id:kanoyama:20170509224144j:plain

 
 ボトルに大きく51の数字がプリントされているから買ったときは度数51度のお酒とばっかり思っていたらそんなことはなく、も少し低めの45度。じゃあこの51は何のこと?と思って調べてみたらありました。
 
  要約すると、1940年にドイツ軍がフランス本土に侵攻してきたのですが一か月ほどであえなく降伏。その結果、時の政権は「酒ばっかり飲んでるからロクな抵抗もできなかったんじゃないの?」と考え16度以上の酒類の製造販売を禁止してしまったそうなんです。その後販売が解禁されたのが1951年になってから。つまり記念の51ってことだったんですね。
 

f:id:kanoyama:20170509224212j:plain

 
 グラスに注いだらこんな感じ。生のままだとウイスキーに近い色みです。
 このまま飲んでもいいけれど、アルコールも個性も強いお酒なので水割りで。
 パスティス発祥の地マルセイユでもポピュラーな飲み方です。
 

f:id:kanoyama:20170509224227j:plain

 
 水と混ぜると、この通り乳白色に変化します。
 白濁する理由はアブサンと同じで、アルコールに溶けだしていた成分(主に油分だそうです)が加水することで分離し、光を乱反射するからという説明があるのですが、飲むときにはそのあたりのウンチクにこだわらなくてもいいかなと思います。
 
 この点、アブサンもウンチクには事欠かないお酒で、詳しくはこちらを読んでいただければと思うのですが、例えば有名な飲み方として「グラスに入れたアブサンの上に角砂糖を乗せた専用の穴あきスプーンを置き、その上からウォータードリップで少しずつ水をたらして角砂糖が溶け切ったら完成」という優雅なものがあったりします。家飲みでこれを再現しようと思ったら大変ですよ。もちろん常備しているぐらいに愛飲していたら一通り道具を揃えるのは良いと思いますが、お試しで一本買ってみたっていうのであればコーヒーに入れるような具合に砂糖を直に放り込んでみるか、砂糖水を作って注ぐかすれば風味は充分再現できると思います。
 
 ちょっと話が逸れてしまいました。とにかく飲んでみます。
 ちびっと一口…。
 
 やっぱり独特な味ですね(*_*;)
 
 普段飲みなれないニガヨモギインパクトを強烈に感じます。でもこの味はどこかで飲んだようなような気がするな…何だったかな…思い出せないか…と、しばらく悩んでいたらピピっと思い出しました。あれだ、風邪ひいたときに飲む葛根湯!にミントの風味を加えて爽やかさを引いた味。
 
 なんだかアブサンパスティスを愛飲する人が読んだら怒られそうな表現ですね。でも美味しくない訳じゃないですよ。ここまで読んで「あー、マズそう」と思われたなら原因はほとんど私の味覚と表現力の至らなさによるものです。確かに強烈な癖を感じるお酒なので合わない人はどうしたって飲みきれないかもしれませんが、悪くないと思えるようだったらたまにでも飲みたくなるような「良いほうに強烈な」癖のあるお酒だと思います。
 
 ただ、バーでも家でも何杯か飲むかという場合、最初の一杯に飲むことはあんまりお勧めしません。存在感が強すぎて二杯目以降がかすんでしまいます。

 

 

パスティス51 45度 700ml

パスティス51 45度 700ml

 

 

 

ダイスキンでポチ袋

 毎日毎日あっという間に過ぎて行って、今年も早や残り2日!


 大阪は十二月に入っても暖かくてクリスマス前の22日に20℃を記録したりしたので、本当は十月なのに騙されてるんじゃないだろうかというような気分でクリスマスのイルミネーションを眺めてました。

 もちろん騙されているわけもなく、クリスマスイルミネーションが正月のお飾りになって、年内の仕事もおしまいになったぐらいのころからしっかり寒くなり、ただそれでも何となく年を超すぞというかしこまった気分には未だになり切れてはおりません。

 こちらの気分がかしこまっていようといまいと、年が明けたら親戚一同集まって、新年のご挨拶をして、食べて飲んでの三が日をすごすわけで、何が何でも正月気分にはなっちゃうんですけどね。

 

 で、お正月で親戚が集まったときのお約束がお年玉。子供にとっては年明け早々インパクトの大きいイベントだし、渡す方もそれなりに(主に懐への)インパクトが大きいものです。

 

 お年玉用のポチ袋を、いつもは11月ごろに早々と買っていたのですが、最初に書いたように年末気分ゼロのままボケーっと十二月最終週までいたもんだから昨日の仕事納めの帰り道に慌てて探すようなことになったのですが、Loftや東急ハンズで見繕っても、今年はなぜかこれだ!というデザインの袋がなくてさらにうろうろ。

 一時間以上迷っていい加減疲れてしまい、今年はポケモンGOにはまってたし、思い切ってピカチュウのポチ袋にしとこうかな…と考えたりしてたのですが、何となく立ち寄ったダイソーで、ようやくビビッ‼とくるものを見つけることができました。


 それがこちら。モレスキンならぬダイスキンのダイヤリーです。

 

f:id:kanoyama:20161230113822j:plain

 

 ダイスキン2冊と可愛いノートも何冊か、それとテープのりとリボン。一通りダイソーで買いそろえました。

 

f:id:kanoyama:20161230113718j:plain

 

 そして、最初のページに三つ折りにしたお札のサイズに合わせたあたりを取って…。

 10ページほど穴をあけて…。

 テープのりで貼りあわせて、底になる部分も5ページほど貼り重ねて…。

 

f:id:kanoyama:20161230113907j:plain

 

 貼った部分がしっかりくっついていたら、出来上がり。

 ポチ袋ならぬポチ手帳ケースの出来上がりです。

 

f:id:kanoyama:20161230113947j:plain

 

 ごらんの通り三つ折りの一万円札もジャストフィットです。実際は一万円なんか入れられないけど(;´∀`)
 何年ぐらい前だったか、モレスキンのノートをくりぬいて小物入れにしているユーザーというのを立ち読みで見たのを思い出したわけで、今更ブログにUPして俺のDIY!というほどでもないですが、やった方としては記録に残しておきたい気になるものなんで、暖かい目で見てやってください。

 

 くり抜くのも10ページぐらいだし、かなりお手軽に作れます。ちょっと余分にくりぬいても、底板を厚めに作ってごまかし修繕できるから安心です。

 

 一つ誤算だったのは意外とテープのりを使うこと。ていねいに貼ると一冊で一個使い切っちゃいます。

 

f:id:kanoyama:20161230114208j:plain

 

 ゴムバンドのない手帳もリボンで綴じて、準備はバッチリ。

 ちょっとしたサプライズみたいな感じでウケてくれたら気分よく2017年のスタートを切れそうです。スベったら…?いやいや、年末年始にまで悪いことは考えんとこ。

 

【2017年1月1日追記】

 好評でした。よかった~。

 

このまま歳を重ねて、どんなふうになるのやら

 いとこ連中の中で最年長だけど兄ちゃんではなくてあだ名で呼ばれていた。

 

 それからン十年、いとこ連中はみんな結婚して子供ができた(僕はまだだけど)。つまり甥や姪ということになるけどその子らも同じようにぼくのことをあだ名で呼んでいる。

 

 そのままここで紹介するとバレバレだからハンドルネームで例えると「かーくん」のように小さい子でも言いやすい呼び名ってことで定着しているらしい。僕も「かーくん」のほうが昔からずーっとなじみのある呼ばれ方だから「かのやまおじちゃん」と呼ばれるよりはよっぽどいい。

 

 それで数十年ののちに甥っ子たちが結婚して子供もできるだろう。そのころには自分の親を始め年上の身内というのがどれぐらいいることやら知れずもしかしたら自分が一番年かさになっているかもしれない。それでも盆や正月には親戚一同集まるだろう。いとこ連中が爺ちゃん婆ちゃんになって甥や姪が家族連れでやってきて、みんなでワイワイやっている中、一人で酒を飲んでいる謎のオッサンが。

 

 家族らしいものもいないし、自分の親や祖父母とは苗字も違う。何者なのかわからないのになぜかいて、そんなに邪険にされるわけでもなくもくもく飲み食いしているよくわからないオッサンが未来のぼくです。…こんなこと書いてるのがばれたらいい加減にいい相手を探せ!としばかれそうだけど。

 

 でも親戚の中にいる謎なオッサンというのは世の中にどれくらいいるんだろう。

 ちょっと検索してみると沖田総司の親戚やら妖怪ウォッチのキャラクターにまぎれて、それらしい記事をみつけることができた。

 

gakumado.mynavi.jp

 

 「家の手伝いもせず、特に仕事もしないのになぜかいい車に乗っている人」とか「どこで何をしているか分からないいとこ」は頭の中で思っていたイメージに近いし、「ひたすら低い山に挑戦している義父」なんてヤル気があるのかないのかわからなくて素敵だと思う。低い山というのはどのぐらいの低さだろう。「何かを個人で開発してるようだけれども何を開発してるのか何年経っても分からない」「今は自称『自営業』と聞いている」この域に達することができたら周りの評価は知らないけど本人はとても楽しい人生を送ってそうだ。

 

 いっちょう自分も今の仕事を離れて、自称『自営業』を目指そうかという気には今はさすがになれないけれど、まずは何だかわからないようなチャレンジからやってみようかなという気になってくる。今年の残り四か月でいろいろ考えてみようかな。

 

 

残暑のカメさん

 飼い主は暑さにやられているけれど、カメさんは相変わらずマイペースで達者にやっています。

 

 朝は誰よりも早く起き、向きを変えて食事が供されるのを待ち、

 

f:id:kanoyama:20160905225107j:plain

 

 葉っぱが置かれたのを見るとシェルターから飛び出してきてバクバクッ!とがっつきます。カメさんに給仕をして15分ぐらいで着替えて出社するのがいつものパターンなのですが、早ければ家を出る前に平らげます。早食いは体に悪いぞ…。

 

f:id:kanoyama:20160905225345j:plain

 

 休みの日には温浴や散歩をさせてその様子を眺めたりしているのですが、今年の夏は強烈な暑さだったのであんまり外は歩かせずに家の中をうろうろさせていました。

 

 温浴のときに大小便は排泄してくれるとはいえ掃除しづらいところで粗相しないか心配だったけどそのようなこともなく一安心。

 

f:id:kanoyama:20160905231200j:plain

 

 おい、それはバスマットだ。芝生じゃないぞ!食べるなよ~!

 家の中でもなにをやらかすか判らないとはいえ、カメさんにとっても知らないところを歩き回るのは良い気分転換になるのではないかと勝手に思い込む飼い主でした。天候しだいでは9月いっぱいは屋内散歩でもいいかも。

 

 

f:id:kanoyama:20160905231526j:plain

 本当はカメさんの意見を聞けたら一番なんだけど、どない?と聞いても首を引っ込めるばかり。食欲があってちゃんと動いているから大丈夫なんでしょう、たぶん。