かのやまさんのblog

お酒とかカメさんとか雑記とか

年に何冊読んだって

 行き帰りの電車の中で毎日本を読んでいる。一時間かけて通勤しているから往復で2時間。そのうち読書に割ける時間は半分ぐらいだけれど週に二冊ぐらい読むには充分だ。小説やエッセイのように気楽に読めるものなら週三冊を超えることもあるし、難しめの内容だったら一冊読めないこともある。

 

 そんな塩梅でも一年近く続けていると読む本のバリエーションも多彩になってくる。昔お気に入りだった作者の本だけでなく教科書に載っていたような定番の古典文学とかノンフィクションとか自分の仕事に関連するような本とか倫理哲学の解説書とか、今までせいぜい一冊か二冊程度しか読まなかったようなものに手が出るようになった。そのくせ100%中身を理解できているってわけでもなく、うろ覚えのまま次の一冊に手を出してしまう。読書は数を誇るものでもなくて、読んだ内容をどれだけ自分の知識にするかが肝心だからいい読み方ではないかもしれない。けど、数を読まなきゃ良い本を見定めることができない。ジレンマのようなことに…ジレンマの意味を間違えてなかったら…なっている。

 

 世の中膨大な数の本がある。一生かかってもすべてを取り込むどころか眺めるだけすら不可能なぐらいだから自分にとって「大当たり」の本を選び続けることができれば最高なんだけれど、前にも書いたようにそううまくはいかない。

 

 自分にとってのベスト100をガチッ!と決定できることができたら読み続けた甲斐もあるだろうけど、そんなのはいつになるやらわからない。わからないけど寿命が来るまでゆるゆる続けていくようなことなんだろうな。