本を買うと・・・
書店でナナメ読みをして面白かった本を買って、いざ家に帰って腰を据えて読んでみるとたいして面白くないことがある。それでも自腹で手に入れたものだから読み進めてはいくが一度イマイチに感じてしまうと簡単に挽回できないのだろう、頭にあまり入らないまま読了してしまったりする。
しっかり統計を取ったわけではないけど10冊に1冊ぐらいはそういう「後からはずれになる」本で、小説やノンフィクションよりも自己啓発書や参考書といった実用的なのが多いような気ががする。これは考えてみれば小説だとストーリー上の急展開があるから挽回がきくというアドバンテージがあるんだろう。実用的な本に起承転結がないわけじゃないだろうけどその性質からしてメインテーマを掘り下げているようなものが多いから「あれ、イマイチだな」と感じるとそれっきり最後までイマイチのままになったりする。
買うときに面白かったはずなのになぜこんなことになるのか、いくつか考えてみるとこのあたりだろうか。
①買う前のナナメ読みで自分にとってオイシイところを読んでしまっているから家で読むころには出し殻でしかなくなっている
②何冊か物色しているうちにテンションが上がり、読んだことのあるようなものや本当はイマイチだったものでも面白く思える
③買った時点で内容を把握した気になって、いざ読むときに気が抜けている。参考書を買ったはいいけどろくに読まずに終わりになるあれ。
とりあえず原因があぶりだせたら(合っていたらの話だけど)それぞれ対策も考えられる。
①は買う前のナナメ読みすらせずにインスピレーションで買う。しかしこれだと出たとこ勝負になって合わない本を買う率があがってしまいそうだ。
②については買う前に何度か読んでみる手がある。これだと自分に合った本を確実に選べるけどかなりの数の本をタダ読みすることになりそうで体裁が悪いかもしれない。
③は・・・。これはもう自分の問題だからすぐ鍛錬するしかないか。
もちろん、そもそもの話として図書館で読めと言われたら反論しようのないことなんですが。