かのやまさんのblog

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20年物の服

今週のお題「お気に入りの一着」

 

 おしゃれに無頓着な割にありがちな服は着たくなかった20歳ごろの私服は今思うとずいぶんひどいことになっていたかもしれない。ファッションセンスがあったら独自性のある格好をしても決まるだろうけどただただ毛色の違う格好を選んでいただけだからそれはもう個性的な格好になって、紫のチノパンに黄色のスウェットだのリアルな昆虫の絵がプリントされたTシャツ(それも蝶や甲虫や芋虫が中世の写本のように並んでいるような)だの今思えば確実に誰にも受けはしないであろう服ばかりを好き好んで着ていたような気がする。

 

 学生時代が終わりプータロー時代も終わり就職するようになってから落ち着いてきて、今はこざっぱりした格好に落ち着いた。

 

 当然、20年前の服はほとんど残っていないけど95年にマリンスタジアムで買った千葉ロッテのグラウンドコートだけは残っている。現行のとはデザインが違ってて左腕部分がグレーで後は黒一色、右胸にMのロゴが入っていてグラウンドコートというよりスタジャンぽい。買ったばかりのころは着倒していたが今はさすがに出番は少なく、冬場にちょっと買い物へ出かけるときに羽織っていくぐらいにしか使わない。さらに去年ユニクロで裏地がボアになってるブルゾンを買い足したから余計に着る機会がなくなった。

 

それでも、長く使った思い入れもあるから手放す気にはなれず一冬に何度かは使い、たまにクリーニングに出したりしている。ワンポイントリリーフのような扱いだけど、たぶんこれから先20年ぐらいはクローゼットの一員で居続けるんじゃないだろうか。