かのやまさんのblog

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通勤途中の顔

 自宅が大阪で職場は神戸にある。会社にはドアtoドアで一時間ほどかかるがそのうち30分は大阪駅から神戸まで快速電車に乗っているので、電車にさえ乗ってしまえば本を読んだりスマホを見たり楽なんだけれど乗るまではわき見もできず、進行方向を眺めながら歩いている。

 

 大阪駅に着くと通勤途中の方々でいっぱいだ。皆が皆同じ方へ進んでくれるわけではなくて改札に入る人がいる、改札から出るのもいる、乗り場を目指して構内を横断する人、トイレに向かう人、その他あっちこっちの方向に歩いたり走ったり立ち止まったりと毎度変わらず混雑している。こちらもぶつからないように周りの人の流れを見つつ進んでいくと、歩いている人の顔がついつい目に入る。

 

 笑顔で歩いている人はあまりいない。通勤途中だから一人でニコニコすることはあまりないだろう。大体は淡々としてる。歩きながら電話をしてる人は表情が明るかったり暗かったりまちまちだ。

 焦ったような表情で早歩きになっている人。走っていることも多い。電車に乗り遅れそうなのかトイレなのか。急いでいてもこんな人だらけのところで走るのはトラブルのもとになりそうだからよせばいいのにと思うけどあっちにはあっちの都合があるんだろう。早くトイレにいきたいってことだったらゆっくりしてる方がトラブルになりそうだし。

 たまに、ものすごく不機嫌そうな顔の人がいる。よっぽど疲れてるのか嫌なことがあるのか、ただ単にそんな顔の人だったら邪推して申し訳ない。だけど、この不機嫌顔は結構存在感があるからつい目に入ってしまう。

 

 通勤中のサラリーマンを死んだ目になってると例えられることは多いけど毎日見てると何気にバリエーションがあったりする。だからといって面白いわけではないけど、自分の顔は不機嫌になってないかに気を遣うぐらいのきっかけにはなる。