ぞろ目の時間

　デジタル時計を見た時にぞろ目になっていることが多い、という話は「時計　ぞろ目」で検索してみると割りとよくある話のようだ。第六感が研ぎ澄まされている証左であるとか良いことが起こる予兆という説もあるようだけれど、単なる偶然によるものでただ単に見栄えする数字の並びが記憶に残っているだけという考えが大勢を占めているようだ。いくら直感が鋭くなったとしても時計がぞろ目になった瞬間をとらえることに直結はしないだろうから気のせいで間違いないんだろう（無意識でぞろ目を求めているなら別かもしれない）。

　と頭ではわかっているけど、夜中に目が覚めて時計を見たらぞろ目だったりすると妙に気味悪く感じてしまう。昨夜3:33と4:44の二度ぞろ目を目撃したとなったらなおさらだ。睡眠のバイオリズムが1時間15分ぐらいで推移していて、たまたま1時間11分後に軽く覚醒しただけなんだろうけれど。

　ちなみに今日一日過ごした結果、第六感が働くような場面は一切なし。特別良いことも悪いこともなし。ぞろ目を見る＝ただの偶然を裏付けるにはこれ以上ないぐらいの何もなさ。歩いてくる人とぶつかるのをすんでで回避するとか、駆け込みで乗ったバスが信号で止まることなくバス停に付くぐらいのことはあってほしかった。おみくじでいうと「平」ぐらいの何もなさだった。

　まあ、そんなもんでしょう。