かのやまさんのblog

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労災というほどではないケガの話

 就職してから十何年、ずっと一般職に就いているので、基本的には朝出社してから夕方帰宅するまでのほとんどをオフィスの中で過ごしている。

 

 いわゆる総務部に類する業務を担当しているので、会議のセットアップだったり防災訓練だの健康診断だのといったイベントごとの事前準備・当日実施にあたっての補助・オフィスビルなので管理事務所との渉外・社員の方々とのやりとりとなんかもあったりする…というと結構やり手のようだけれど、大半はデスクワークだったり、備品だとか文書だとかの管理といった庶務業務がおもな仕事だったりする。

 と、いうわけで仕事柄梱包済み荷物だとか文書箱だとかの段ボールを扱うことが多くなるのだけれど、Amazonの小包なんかはともかく引っ越し荷物が入っているようなでかい箱は汚れていることが多く、何箱か開梱したりすると手指はほこりまみれだ。

 

汚れ以上にやっかいなのが段ボールの縁で手をひっかいてしまったときで、厚手の段ボールのエッジというのがなかなか鋭く、きれいな切り傷やら引っ掻いたところの皮がペロッとめくれる羽目になるやらでこれが地味ながらうっとうしい。

 血を止めるだけにして放っておくとすぐに傷が開くし、絆創膏を貼っても手が汚れて端からはがれてくるし、手を洗うとさらにはがれる。なによりデスクワークで指にばんそうこうをしてるとペンを持つときに収まりが悪い。結局、液体絆創膏に落ち着くことになった。

 

【第3類医薬品】サカムケア 10g

【第3類医薬品】サカムケア 10g

 

 

 主な用途が「ひび・あかぎれ・さかむけ・小きりきず」と銘打っているからまさにうってつけ。手を洗ってもはがれないしみないというのも好都合だった。

 使い方はマニキュアと同じで、ハケで傷口に薄く塗って一、二分乾かせば完了。しっかりガードしてくれるしあっさりはがれることもないから使い勝手はかなりよいからポーチに入れてずっと持ち歩いている。なんやかやと重宝するのだけれど、当然ながら難点もいくつか。

 

 まず気になるのは匂い。医薬品というよりは接着剤だとかマニキュアのような溶剤100%のにおいがする。当然大丈夫なんだろうけど一瞬、傷口に塗りたくっていいのか?という気分になる。

 そしてもうひとつ、傷口に塗るときにものすごく染みる。ちょっとしたサカムケに塗っただけでも傷口から血管を通して指先全体に痛みが行き渡るような感じ。

 運の悪いことに一番最初に使ったときの傷が段ボールで引っ掻いた傷で、大きくはないけどきれいに皮がむけた状態だった。ガードする膜がない傷がむき出しになっているところに何も知らずにベタッとやったもんだから、

 「痛たたたた!!」

 と、手を鷲づかみの恰好にしたまましばらく固まってしまった。

 擦り傷とか皮のめくれてしまった傷には、おとなしく絆創膏を使いましょう。