かのやまさんのblog

お酒とかカメさんとか雑記とか

撒くか撒かないか

そういえば、今日は節分だった。

最寄のスーパー・コンビニ・会社近くの海鮮居酒屋でも恵方巻きのワゴンセールをやっていたから買って帰る人は多いんだろう。節分といえばつきものなのが豆まきで、小学校ぐらいの時分には炒った豆を鬼に叩きつけたあとに歳の数だけ豆を食べていた記憶がある。10個以上は食べたような覚えがあるから中学校ぐらいまで続けてたのかもしれない。恵方巻きが全国区ではまだ無名で、関西でもあまりメジャーな風習とはいえなかったころだから豆だけ食べて終了していたたけど、我が家でも節分のイベント一通りをすませていた時期があったわけだ。

歳をとるにしたがって家の内外に豆をまくことはなくなっていった。

節分だけじゃなく、クリスマスにツリーを飾らなくなり、年賀状も出さなくなり、初詣にも行かなくなり、丑の日にうなぎを食べることもせず、去年の暮れは年越しそばすら食べていない。もはや年末年始は10日ほどの休日と親戚が集まって飲み食いするだけの期間におちぶれてしまった。バレンタインデーやハロウィンは言わずもがな。書き出してみると相当な不精っぷりだ。

徹底して年中行事を無視し続けると気楽は気楽だ。ことあるごとに訪れるイベントをこなさないといけない義務感からは開放される。一方、しきたりを迎える改まった気持ちや行事に参加する前のワクワクを感じる機会が激減したまま残り数十年の人生を過ごしていくことになるわけで、もしかするとダメな人間の側に少しずつ舵を切っていることにのかもしれない。気づいたときにはほとんど遭難してる可能性もあるわけだ。

今のうちに・・・もういい年だけども、あれやこれやの決まりごとを楽しむようにしたほうがいいのかもしれない。それはキャリアプランを設計したり立て直したりするよりはよっぽど簡単なことだ。